両手が空くリュックサックは、小さい子供でも身につけやすいバッグです。
歩き回るようになると、自分のオムツくらいは背負えるようになりますし、迷子防止の目印にもなりますね。
地域によっては、子供が満一才になった時にお餅を背負わせる風習もあるようで、はじめてのリュックデビューにも良いタイミングかも知れません。
まだ歩き出すくらいの子供用なら重いものを入れたりしないので強度はあまり心配しなくていいし、
服とは違い、直線縫いが多いので手縫いでも問題なく作ることが出来ます。
手縫いで作る!子供用リュックサックの作り方 続き
作り方をはじめからみる場合はコチラから
肩紐(上側)の準備。チェストベルトをつける時
写真のようにチェストベルトをつけようと思うと、手縫いだとちょっと面倒です。
表側にくる生地は端の処理としてバイアステープを挟んで縫い付けます。
(バイアステープを使わない場合は、裁断の時に+1cmをして、端処理をしてください)
裏側にくる1番長い生地の下側と、
表側の肩紐の3番目の生地を、
中表にして間に先ほどのカバンテープ(コキカンがついた側を挟みます)を挟んで縫います。
裏側にくる生地の表側から、
クッション用の生地(キルティングやドミッド芯)、
コキカン(カバンテープつき)
表側にくる生地(裏表に )の順に重ねて縦の両サイドを縫います。
表側の3枚は端を重ねるようにしてください。
ひっくり返して、表側二番目の生地の上にカバンテープが出るようにカバンテープを通します。
(ミシンがあってボタンホールが開けられるとかなり楽にできますね。)
別に肩紐にカバーはいらない、という場合や、チェストベルトはいらないという場合は飛ばしてOKです。
チェストベルトは後付けもできます。
蓋の準備
写真のようにボタンをつける場合は、ボタンを通す紐を間に挟んでおきます。
今回はも手作りして、子供の名前をロゴっぽく刺繍しました。
ボタン部分はちょっと隠します。
マグネットボタンにする場合は、あらかじめ縫い付けてから、ABを中表にして縫います。
ふたの裏に名前を入れたい場合も、縫う前に刺繍しておきましょう。
表に返した後に一度アイロンをかけておくと、仕上がりが綺麗です。
生地を落ち着かせるために端をステッチ、またはバイアステープを使ってグルリと囲みます。
写真と同じようにバイアステープから紐を出すときは、バイアステープに紐が通る分だけ穴を開け、後から同色の糸で縫います。
本体を作ります
A.Bそれぞれの生地を中表にして袋を縫います。
縫い代は1センチです。
Aはリュックのベルトやサイドポケットも一緒に縫い付けるので、
ミシンを使う場合でも仮縫いをしてからの方が良いと思います。
Bはリュックの内側になるので、そのまま縫って問題ありません。
この時、カバンテープや綾テープを輪にして一緒に縫い付けるとストラップなど引っ掛けられるようになります。
我が家では、リュックの内側にストラップを通せるようにして、
念のための迷子カードを入れています。
A側の図解です。
サイドポケットと、リュック紐の底側を一緒に縫い付けます。
袋状になったら、フタを縫い付けて、ボタンのとまる位置を確認してボタンも縫い付けます。
さらにリュック紐の上部と持ち手のところ縫い付けます。
実は完成後に気づいたのですが、リュックの肩紐は上側から出るようにした方が良かったです。
(上の手書きの図解が正しいです。)
最後に⑤の布で覆うように縫い付けます。
⑤は縫い代をアイロンで癖付けしておいてまつり縫いをするとやりやすいです。
ここまでくれば、リュックの全容が見えてきたと思います。
最後にABを袋縫いにして、ゴムを通して完成です。
袋縫い
袋縫いは
Aを裏側にしたまま、Bを表側にして中に重ねます。
一番上で取った縫い代1センチで、返し口5センチ程度を残して縫い合わせます。
返し口から返すと、ABどちらも表になると思います。
BをAの中に入れて形を整え、上から2センチ程度をぐるっとなみ縫いします。
そのままにしておいた、返し口をゴムを通してから閉じます。
慣れるまでは、なんのこっちゃ・・・(^_^;ですよね。
私もまだ混乱してしまいます。
チェストベルトの取り付け方
最後にチェストベルトを取り付けて完成です。
肩紐から出ているカバンテープに、チェストベルトにするカバンテープを取り付けます。
この時、ベルトを上下に移動できるように、輪にしてください。
写真左の、差し込む側はあらかじめバックルを通して全体を輪にしてしまっても良いです。
これで完成です!お疲れ様でした。
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